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バベル

R.F.クァン「バベル」読了 駅の本屋で平積みにされていて,表紙がカッコ良かったから買ってしまったやつ. 19世紀中ごろの英国を舞台にしているが,世界線が若干異なり,魔宝具(銀の棒)が存在するような世界のお話である.主人 […]

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ミネルヴァ計画

J.P.ホーガン「ミネルヴァ計画」読了 月面で宇宙服を着た五万年前の人類の死体が発見されたところからはじまる「星を継ぐもの」シリーズの最終巻.シリーズ全体を通して,壮大なホラと底抜けの楽観主義とご都合主義に溢れていて,読 […]

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神は脳が作った

E.フラー・トリー「神は脳が作った」読了 神の概念が人類史においてどのタイミングで,どのような準備のもとに現れたのかを,ヒト種の脳の発達をポイントと考えて解説している.要するに,人の脳が自己言及的能力を持つようになること […]

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影裏

沼田真祐「影裏」読了 ちょっと前に芥川賞を受賞した作品で,盛岡近辺を舞台にしているっぽい設定である.全体的に灰色の雰囲気で,お話自体については「それで?」という感想しか出てこない.塾長の読解力と感性が壊れている可能性もあ […]

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図書館の魔女 烏の伝言

高田大介「図書館の魔女 烏の伝言(上下)」読了 こないだ読んだ「図書館の魔女」の続編で,時系列的にも前作からちょっと後の話.前回の話でニザマ皇帝が復権したことで,宦官官僚たちが職を追われ,その家族も追ってから逃れなくては […]

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図書館の魔女

高田大介「図書館の魔女1~4」読了 タイトルからは魔法使い的なお話かと想像されるかもしれないが,架空の大陸や海を舞台にした,地に足のついた物語である.自然描写が精密かつ鮮やかで,塾長は基本的にそういう細かい描写を「うるさ […]

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物理学の誕生

山本義隆「物理学の誕生 山本義隆自選論集1」読了 著者がこれまでに書いてきた,科学史に関する小論を集めたもの.内容的には重複も多く,雑多な印象を受ける.同じことが何度も書いてあるので頭に残りやすいと言えばそう言えなくもな […]

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ザリガニの鳴くところ

ディーリア・オーエンズ「ザリガニの鳴くところ」読了 1969年秋,湿地の櫓下で地元で有名な若者が死体で発見される.この時系列と,1950年頃から湿地に住み着いている,両親と兄弟から捨てられて一人で生活している少女カイアの […]

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国家はなぜ衰退するのか

D.アセモグル&J.A.ロビンソン「国家はなぜ衰退するのか」読了 タイトル通り,国家が繁栄するための条件についての本.著者らは持続的な成長の条件として,包括的政治制度と包括的経済制度を挙げ,それと対比して収奪的政 […]

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四畳半タイムマシンブルース

森見登美彦「四畳半タイムマシンブルース」読了 正月早々阿呆な本を読んでしまった.四畳半神話大系の続編(というか並行世界編?)である.よくよく考えると前作の四畳半神話大系はパラレルワールド系のSFだったわけで,今作もSFだ […]

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