2025年8月14日
Truman Capote"Breakfast at Tiffany's"読了 名前だけは聞いたことのある有名な作品.映画にもなってるはずだけど見たことない.でも,オードリーヘップバーンは好き. 作家の卵である語り手が, […]
2025年8月4日
エルヴェ・ル・テリエ「異常」読了 冒頭でパリの殺し屋の話があって,これはオシャレ系犯罪小説かと思ったら,その後は殺し屋とは全然関係ない登場人物が次々と現れて「なんじゃこりゃ」となる.3人目が現れるあたりで誰が誰だかわから […]
2025年7月27日
酒井敏「京大的アホがなぜ必要か」読了 京大の総合人間(旧教養部)で長く教えてきた教授による,大学危機論(というか日本社会危機論).前半ではカオスとかスケールフリーの話をして,それを現代日本の大学や日本社会の状況に当てはめ […]
2025年7月27日
R.ハインライン「月は無慈悲な夜の女王」読了 タイトルだけ見ると,SF小説というよりはSM小説なのではないかと思ってしまうが,この作品はオールタイムベストと言ってもいいくらいの傑作SFであるらしい.別に女王様は出てこない […]
2025年7月15日
ブッツァーティ「タタール人の砂漠」読了 士官学校を卒業した若者が,辺境の砦に配属された.その砦は国境の砂漠に面している.砂漠にはタタール人がいるという伝説があり,砦の兵士たちはそれに備えてそこにいることになっている.実際 […]
2025年7月12日
米澤穂信「本と鍵の季節」「栞と嘘の季節」読了 図書委員の男子高校生が,学校で起きる謎を解いてゆく,というお話.男子高校生(中学生も)は基本的に阿呆であると考えている塾長からすると,こんな捻くれた高校生が存在するのかと不思 […]
2025年7月6日
J.P.ホーガン「未踏の蒼穹」読了 惑星間航行を技術的に可能なレベルにまで持ってきた金星人が,数千年前に滅びた地球人類の研究をするために,地球(テラと呼ばれている)と月にある地球人の遺跡の発掘調査をする,というところから […]
2025年6月19日
R.F.クァン「バベル」読了 駅の本屋で平積みにされていて,表紙がカッコ良かったから買ってしまったやつ. 19世紀中ごろの英国を舞台にしているが,世界線が若干異なり,魔宝具(銀の棒)が存在するような世界のお話である.主人 […]
2025年6月10日
J.P.ホーガン「ミネルヴァ計画」読了 月面で宇宙服を着た五万年前の人類の死体が発見されたところからはじまる「星を継ぐもの」シリーズの最終巻.シリーズ全体を通して,壮大なホラと底抜けの楽観主義とご都合主義に溢れていて,読 […]
2025年4月13日
E.フラー・トリー「神は脳が作った」読了 神の概念が人類史においてどのタイミングで,どのような準備のもとに現れたのかを,ヒト種の脳の発達をポイントと考えて解説している.要するに,人の脳が自己言及的能力を持つようになること […]