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気候文明史

田家康「気候文明史」読了 気候の変化が文明世界にどのような影響を与えてきたのか,という視点で歴史を見直す話.面白そうな視点であると思って入手したのであるが,本の前半は延々と数万年前から数千年前の,時代の名前を聞いてもわか […]

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鏡の中の鏡

ミヒャエル・エンデ「鏡の中の鏡」読了 最初から最後まで薄暗い夢の中の世界をうろついているような気分にさせられる,30の連作短編集.「はてしない物語」のようなワクワク系ファンタジーではなく,不条理な世界が延々と続く.それぞ […]

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柔らかい個人主義の誕生

山崎正和「柔らかい個人主義の誕生」読了 高校時代に現代文の問題で山崎正和の「文化開国への挑戦」という文章を読んだ.大変直截的なものいいをする著者で,興味を惹かれて図書館に本を借りに行ったことを思い出す.問題文に引用されて […]

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行人

夏目漱石「行人」読了 前半はプー太郎の話,後半は神経質なプー太郎の兄貴の話がメインで,特に後半が辛気臭い.最後は兄貴の友人からの書簡が数十ページにわたり続いたあとで唐突に終わり,一体私は何を読まされてきたんだとがっくりす […]

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English Literature

L.D.Lerner "English Literature" (科目名:英米文学概説)読了 高校で講師をしていた頃,正規の教員免許を取ろうかと思って,日本大学の通信教育を半年ほどやっていた.スクーリングや実験の有無なん […]

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彼岸過迄

夏目漱石「彼岸過迄」読了 どんな気持ちかというと,バッハ全集CDのカンタータを10枚くらい聴いたら,どれも同じ曲であるかのように思えるという,あの気持ち.読んだことがある気もするけど,なんか自信がない.例によって,高等遊 […]

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THE UNCONQUERED

W.S.Maugham "THE UNCONQUERED"読了 モームの短編集から.ドイツ占領下のフランスの田舎で,農家の娘が酔っ払ったドイツ兵に襲われる.ドイツ兵はその後もなんやかんやで農家を訪れて,食料やタバコなどを […]

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夏目漱石「門」読了 前に読んだ本と設定が似ているような,高校の夏休みの課題図書だった「こころ」に設定が似ているような,どうやら略奪婚的なことをしたために世を偲んで生活している夫婦のお話.辛気臭くてケチくさい.いらんこと気 […]

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名画を見る眼 II

高階秀爾「名画を見る眼II」読了 1冊目に続いて,著者の蘊蓄が延々と続く.有名な画家の中には専門教育を受けてない人もいて,学校教育や徒弟制度みたいなものに慣れている塾長には新鮮だった.20世紀になると,下手ウマなのかウマ […]

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名画を見る眼 I

高階秀爾「名画を見る眼I」読了 小学校から高校まで,図画工作や美術の成績は常に△とか2とか1だった.授業時間内に何か物を完成させるということが苦手であったのと,そもそも手先が不器用で思ったところに手が動かず,物を見る目も […]

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