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行人

夏目漱石「行人」読了 前半はプー太郎の話,後半は神経質なプー太郎の兄貴の話がメインで,特に後半が辛気臭い.最後は兄貴の友人からの書簡が数十ページにわたり続いたあとで唐突に終わり,一体私は何を読まされてきたんだとがっくりす […]

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English Literature

L.D.Lerner "English Literature" (科目名:英米文学概説)読了 高校で講師をしていた頃,正規の教員免許を取ろうかと思って,日本大学の通信教育を半年ほどやっていた.スクーリングや実験の有無なん […]

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彼岸過迄

夏目漱石「彼岸過迄」読了 どんな気持ちかというと,バッハ全集CDのカンタータを10枚くらい聴いたら,どれも同じ曲であるかのように思えるという,あの気持ち.読んだことがある気もするけど,なんか自信がない.例によって,高等遊 […]

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THE UNCONQUERED

W.S.Maugham "THE UNCONQUERED"読了 モームの短編集から.ドイツ占領下のフランスの田舎で,農家の娘が酔っ払ったドイツ兵に襲われる.ドイツ兵はその後もなんやかんやで農家を訪れて,食料やタバコなどを […]

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夏目漱石「門」読了 前に読んだ本と設定が似ているような,高校の夏休みの課題図書だった「こころ」に設定が似ているような,どうやら略奪婚的なことをしたために世を偲んで生活している夫婦のお話.辛気臭くてケチくさい.いらんこと気 […]

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名画を見る眼 II

高階秀爾「名画を見る眼II」読了 1冊目に続いて,著者の蘊蓄が延々と続く.有名な画家の中には専門教育を受けてない人もいて,学校教育や徒弟制度みたいなものに慣れている塾長には新鮮だった.20世紀になると,下手ウマなのかウマ […]

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名画を見る眼 I

高階秀爾「名画を見る眼I」読了 小学校から高校まで,図画工作や美術の成績は常に△とか2とか1だった.授業時間内に何か物を完成させるということが苦手であったのと,そもそも手先が不器用で思ったところに手が動かず,物を見る目も […]

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それから

夏目漱石「それから」読了 主人公の代助くんは,30にもなって親の脛齧りをしている大変高いご身分の高等遊民でらっしゃる.あるとき,人妻にちょっかいをかけたことがバレて父親から勘当されてしまう.ちなみに,このちょっかいをかけ […]

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三四郎

夏目漱石 「三四郎」読了 これは多分初読.少なくとも,1文字も読んだ記憶のある文字がない.森見登美彦著「四畳半神話大系」の東京バージョンみたいな印象だ.時系列から言うと,「四畳半神話大系」が「三四郎」の京都バージョンとす […]

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科学と方法

ポアンカレ「科学と方法」読了 ポアンカレは19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した,人類を代表する数学者(と物理学者)である.トポロジーやカオスなどの創始者の一人であり,特殊相対論まであと一歩まで迫った(そして,アイン […]

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