2024年4月10日
ウンベルト・エーコ「薔薇の名前」読了 数年前に亡くなった記号論学者であり小説家でもあるエーコの第1作である(記号論が一体どのような学問なのか,塾長には全く想像がつかない). 冒頭は現代(といっても20世紀後半)で,単行本 […]
2024年3月25日
今村昌弘「屍人荘の殺人」読了 夏休みに大学生サークルで合宿に出かけたら、クローズドサークル的な状況になってしまって、そこで連続殺人が起きる、という話。実家に何冊か転がってる本から、1日かけずに読める本をと一冊選んだのがこ […]
2024年2月21日
R.Bradbury "HOMECOMING" 人里離れた家の中に僕Timothy は家族と一緒に住んでいる.これから親戚たちが集まるパーティが始まることになっている.どうやらこの一族は特殊能力を持った人外っぽい.何かは […]
2024年2月19日
Ray Bradbury "THE NIGHT" ブラッドベリは「華氏451度」を邦訳で読んだことがある.今回の作品は,今日Amazonから届いた短編集からの一編.8歳の「あなた」が,8歳の目でもって,死や孤独や恐怖や不 […]
2024年2月17日
W.S.Maugham "BEFORE THE PARTY"読了 モームの短編集から.タイトルにある通り,パーティーに出かける直前の家の中でのお話.四人家族で老夫婦と二人の娘および孫娘一人という家族構成.妹は独身,姉は結 […]
2024年2月10日
D.E.リーバーマン「人体600万年史」読了 先進国に住む現代人が,なぜ糖尿病や近視や虫歯のような慢性的疾患を抱えるようになってしまったのかということを,生物進化の観点から捉えよう,という本.キーワードはディスエボリュー […]
2024年1月27日
日本近代短編小説選(大正編)読了 明治編に続いて大正編.知っている作家も聞いたことない作家もいるが,総じて田舎が舞台のお話は原始時代の話みたいで救いがなく,東京とか大阪が舞台の話はとりあえず文化や文明が感じられる.一部の […]
2024年1月21日
田家康「気候文明史」読了 気候の変化が文明世界にどのような影響を与えてきたのか,という視点で歴史を見直す話.面白そうな視点であると思って入手したのであるが,本の前半は延々と数万年前から数千年前の,時代の名前を聞いてもわか […]
2023年12月30日
ミヒャエル・エンデ「鏡の中の鏡」読了 最初から最後まで薄暗い夢の中の世界をうろついているような気分にさせられる,30の連作短編集.「はてしない物語」のようなワクワク系ファンタジーではなく,不条理な世界が延々と続く.それぞ […]
2023年12月26日
山崎正和「柔らかい個人主義の誕生」読了 高校時代に現代文の問題で山崎正和の「文化開国への挑戦」という文章を読んだ.大変直截的なものいいをする著者で,興味を惹かれて図書館に本を借りに行ったことを思い出す.問題文に引用されて […]