2023年11月3日
夏目漱石「門」読了 前に読んだ本と設定が似ているような,高校の夏休みの課題図書だった「こころ」に設定が似ているような,どうやら略奪婚的なことをしたために世を偲んで生活している夫婦のお話.辛気臭くてケチくさい.いらんこと気 […]
2023年10月24日
高階秀爾「名画を見る眼II」読了 1冊目に続いて,著者の蘊蓄が延々と続く.有名な画家の中には専門教育を受けてない人もいて,学校教育や徒弟制度みたいなものに慣れている塾長には新鮮だった.20世紀になると,下手ウマなのかウマ […]
2023年10月13日
高階秀爾「名画を見る眼I」読了 小学校から高校まで,図画工作や美術の成績は常に△とか2とか1だった.授業時間内に何か物を完成させるということが苦手であったのと,そもそも手先が不器用で思ったところに手が動かず,物を見る目も […]
2023年8月31日
夏目漱石「それから」読了 主人公の代助くんは,30にもなって親の脛齧りをしている大変高いご身分の高等遊民でらっしゃる.あるとき,人妻にちょっかいをかけたことがバレて父親から勘当されてしまう.ちなみに,このちょっかいをかけ […]
2023年8月24日
夏目漱石 「三四郎」読了 これは多分初読.少なくとも,1文字も読んだ記憶のある文字がない.森見登美彦著「四畳半神話大系」の東京バージョンみたいな印象だ.時系列から言うと,「四畳半神話大系」が「三四郎」の京都バージョンとす […]
2023年8月20日
ポアンカレ「科学と方法」読了 ポアンカレは19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した,人類を代表する数学者(と物理学者)である.トポロジーやカオスなどの創始者の一人であり,特殊相対論まであと一歩まで迫った(そして,アイン […]
2023年8月12日
Janos Starker "THE WORLD OF MUSIC ACCORDING TO Starker" 読了 20世紀を代表するチェリストであるStarker の自伝.10年くらい前に邦訳を読んだのであるが,生徒 […]
2023年7月2日
Leonard Susskind " Quantum Mechanics" 読了 生徒さんの旅行のお土産でもらった本で,弦理論やホログラフィック原理などで有名なSussukind の講義録.講義録といっても,単位を必要と […]
2023年7月1日
伊藤計劃「虐殺器官」読了 時代は近未来,米軍暗殺部隊に所属する「ぼく」は,どのような手段でかはわからぬが世界各地で内戦と大虐殺を引き起こしているとされるジョン・ポールなる人物を追っている.内戦のスプラッタな描写と,人間存 […]
2023年6月18日
井上ユリ「姉・米原万里」読了 当然のことであるが,私の姉が故米原万里女史ということではない.本のタイトルでござる.著者の井上ユリ氏は米原万里氏の妹さんで,井上ひさし氏の奥様であるそうな.有名な人が有名な人と繋がりがあるん […]