ヤフオク

先週からちょっと気になるものがヤフオクに出てたのであるが,予算を若干オーバーしてしまったので落札を諦めた.

何かというと,ロンジンが10年くらい前に出した限定品の懐中時計で,そもそも最近はまともなメーカーが,買える値段の機械式の懐中時計を作っておらず,限定品が出たという情報を塾長がゲットしたときはすでにどこの時計店にも在庫がなくなっていたのだ.それが,ヤフオクに結構綺麗な状態で出品されていて,5万円くらいまでならまあいいかと思っていたのだが,オーバーしたので諦めたと.というか,落札価格自体が暴落と言っていいほどの(相対的に)安値であり,懐中時計がいかに不人気な商品であり,メーカーが作りたがらないのかというのがよくわかる.

塾長が中学時代に他界した父方祖父が懐中時計のコレクターで,遺品整理の時に親戚のおっちゃんたちが見繕ってそれぞれ持って行ったのがなんとも羨ましい.祖父は金持ちだったので,相当高価なものが混じっていたはず.当時は懐中時計のことをよく知らなかったので,なんかかっこええなあくらいの感覚しかなかった.5年くらい前になぜか父方祖母が,その時に自分で持っておいたと思われる懐中時計の鎖を「あんたにあげる」と言ってくれたのがせめてもの慰めになるといえようか.プラチナ無垢なので,塾長が持っている懐中時計よりも多分高い.なんだこのアンバランスは.

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