県民会館
生徒さんが演奏会に出演するというので,久々に県民会館に足を運んだ.なんか,いつの間にか名前が変わってた.トーサイて何?東北サイコパス連合の略称か.
うちの生徒さんの音には特徴があって,高音域でも音が太いままなのである.G線の音が太いというのはよくあることなんだけど,E線が太いというのは結構珍しい.右手の技術なのか,楽器なのか,その両方なのかよくわからん.小細工をしないで真っ直ぐに音を出すようにしているのが良いのかもしれない.
演奏会の後半は先生方と大人連中で小編成の弦楽合奏だった.ヴァイオリンソロ二人のうち一人が指揮者の陰に完全に隠れていた.あの配置には何か意味があるのだろうか.あと,チェロ・バスの音程がズレているとよくないねえ,と思ったのであった.オケにおけるチェロ・バスの至上命題は音程をピッタリ合わせてソリッドな地面をつくることだよね.もちろん,難しいのはよく分かってます.
ソロ演奏全部を聴くわけではないので,うちの生徒さんの出番以外はロビーにいたのであるが,ホールの演奏がロビーにも流れていて,それがものすごくうるさくてうんざりだった.どこのホールでもホールの演奏がロビーにほんのり流れてはいるものだが(おそらく,プログラムのどこら辺をやっているのか,遅れてきた客に知らせるためだろうと推測している),あんな大音量で流されているのは初めてだ.選挙カーみたいな音質のスピーカーから大音量でヴァイオリンの音が流れているととてもつらい.ノイキャンイヤホンをつけてなんとか我慢した.我慢こそ忍耐だ.