スパムメール

母上から「最近迷惑メールが増えてきた．あんたも気をつけなさい」的なメールが来た．私はむしろ母上が心配なんですけど．

石原学舎には毎日30通程度のスパムが送られてきている．石原学舎を始めた頃に，HPにメールアドレスをそのままなんの防御策も講じずに載せていたというのと，Amazonなどの通販サイトから流出した（そういう話は聞かないが，他の原因が考えられない）ということなのであろう．これまでにスパムがやたらと減ったのは，コロナが猛威を振るっていた二ヶ月間ほどで，当時は「スパム会社もコロナでやられたんか」と思ってた．あの頃は一ヶ月に10通程度しかスパムが来なくなってた．

うちでは迷惑メールフォルダも一通り（毎日ではないが）チェックすることにしている．保護者の方からの問い合わせや，スパムじゃないのに迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうこともあるから．それで，去年から石原学舎の公式メールアドレスをgmailにして，お問い合わせフォームと，生徒さんや保護者の方々とのやりとり以外では使わないようにした．そのおかげか，gmailの方にはスパムはほぼ届かなくなった．旧アドレスのyahooの方にはこれまで通りスパムが届いているので，毎週チェックしに行ってその都度捨てている．

それ以外の通販とかサブスクとか諸々のサービスについては，iCloud の一環である「メールを非公開」なる手法を用いて，各サービスごとに捨てアドレスと強力なパスワードを発行することにした．これで，新たな出所のスパム（yahooアドレス経由でない）があれば，どのサービスからメールアドレスが流出したのかがわかるし，流出したアドレスは捨てアドレスなので，文字通り捨てて新しい捨てアドレスに変更することができる．問題は，各サービスのメールアドレスとパスワードを自力で覚えることが不可能で，iCloudに（ということはAppleに）すべてを握られてしまうということ（もちろん，秘密の場所に情報は書き込んであるが，引っ張り出すのが面倒くさい）．ずっと前にMicrosoftがwordやexcelのバンドル販売をして独禁法に抵触するんじゃないか，みたいな議論があったけど，Apple はもう少し巧妙な形でユーザーを自社環境に取り込んでいる．AmazonとかAppleとかその辺上手だよなあ．