小学生

2年ぶりに新中学一年生の生徒さんが来た.小学生の生徒さんが来た時にいつも気を使うのが,日本語通じるやろか,ってこと.時代が全然違うというのもあるけれど,そもそも自分が小学生の頃なんて何も知らんかったからね.ローマ字と英語の区別すらついてなかったくらいの阿呆だったから.幸いなことに,ここんとこ来てくれる小学生の子達はちゃんとしてて,日本語が通じて説明がしやすい.まあ,中一から通わせてくれるという時点で,ご家庭がちゃんとしてる証拠みたいなもんだけど.

最近来てくれる小学生の子達に日本語が通じるといっても,中高生に日本語が通じるかとはまた別問題である.一高生の子達と喋っていると,うぉう,こんなにものを知らなくていいのか,と思うこともしばしばだったりする.石原学舎的統計によると,高校のどこかの段階で,こちらの期待している知的レベルを下回るようになることがあるようだ.もちろん,どの生徒さんたちもだんだん賢くなっているので,ある一人に着目すればだんだん賢くなっているのであるが,こちらの期待レベルの上昇には追いつかなくなる,ってこと.勉強量が減っているわけではないと考えられるので,おそらく学校から出される課題を受動的にこなしているうちに,自分で勉強する時間や,読書をする時間がなくなってゆき,結果として「うーん」ということになるのであろう.学校は土日に宿題を出すな.土日に模試を入れるな.土日に講習を入れるな.土日に毎週試合を組むな.それに尽きますわ.

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