Variation Method

YouTubeのおすすめに,つるっぱげの外人さんが「俺のチェロの練習法は間違っていた」的なことを言ってる動画が出てきた.通常であればこういうのは「今後お勧めしない」ボタンをクリックして終了なのであるが,つるっぱげ仲間ということで冷やかし半分で見てみた.

内容的には,同じことを反復するよりも,少しずつバリエーションを加えて練習する方が身につきやすい,ということを胡散臭そうな論文(本物かどうか知らん)を引用しながらしゃべる,というものだった.塾長もそんな練習はしている.例えばPopperのNo.33はものすごく苦手なタイプの練習曲であるが,私は冒頭の四小節を,楽譜通りのDdur でやるだけでなく,その近辺のCdurからEsdur まで調を変えて練習している.それより低い調だとジャンプがでかすぎて厳しく,それより高い調までやると指の間隔が狭すぎてちょこまか押さえるのが難しくなる.他の練習曲や基礎練習でも似たようなことはしている.ちなみに,このつるっぱげ同志は,ジャンプ練習にヴァリエーション法を用いていた.

で,本人が練習している様子も録画されてて,それがあまりに上手なのでこのつるっぱげは一体誰なんだろうと調べてみたら,Dover Quartet のチェリストだった.そりゃ上手いはずだわ.このつるっぱげは塾長みたいなただのつるっぱげじゃなくて,立派なつるっぱげチェリストだったのである.ちなみに,動画作成者の名前がcellomonk 「チェロ坊主」となっていて,塾長は彼がチェロ好きの坊主だと思い込んでた.

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