図書館の魔女 霆ける塔

高田大介「図書館の魔女 霆ける塔」読了

「霆ける」なんて言葉初めてみたよ。「はたたける」と読むらしいけど、うちのパソコンに入ってる辞書には載ってなかった。雷が落ちる、みたいな意味らしいが、辞書に載ってないので本当にそうなのかがわからん。マリオ(geminiの擬似人格)によると、古語辞典とかものすごく大きな国語辞典には載っているらしい。

時間軸的には、第2作の次の時間軸で、図書館の魔女であるマツリカが、二ザマ帝国の宦官官僚ミツクビ(第1作でマツリカの計略によって帝国から追い出されている)の計略にはまって、どこかよくわからん、毎晩のように雷が落ちる塔に幽閉される、というところから話が始まる。そもそも、この幽閉塔はどこにあるのか、誰が実行部隊なのか、塔の存在理由は、みたいなことが、マツリカ・図書館の塔の司書たち(司書といっても要するにスパイね)・隣国アルデシュの特殊部隊・第2作で登場した剛力らの視点で同時進行で解決されてゆく。今作は、ハルカゼとかキリンとかが大活躍であった。

すごく長いお話だったので、何らかの決着がつくのかと思っていたが、こちらの予想からすると中途半端なところで終わってしまった。次作はいつ出るねん。

この物語に出てくる国には、何となくモデルがあるような気がしている。一の谷はおそらく日本だろう。キリヒトが「切人」だったりするし。ニザマはおそらく中国だろう。アルデシュはおそらくハンガリーだ。この国の人々の名前は、コダーイ・ヤーノシュ、コシュート・ゾルターン、エトヴェシュ、ミクローシュ、アガタなど、音楽や数学が好きな人ならニヤッとしてしまいそうな名前ばっかり。そして、昔滅びたという旧帝国はおそらく西欧のどこか。図書館関連の外人部隊はイスラム圏だろうか。ユーラシア大陸の東西の端を、ぎゅっと押しつぶしたような地理になっているように見えるな。

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