一昨日散歩してたら,パトカーがゆるゆる走りながら「クマがおるかもしれんから気をつけや」的なことを拡声器でアナウンスしてた.すぐ散歩をやめて家に帰り,エアロバイクに切り替えた.妹からも「盛岡に熊出たらしい」とかいうメールが来てたので,おそらく全国ニュースにもなっているのだろう.

最近,というか近年,熊のニュースが多い気がする.小熊程度で騒ぎすぎとか,熊との共存とか,色々言われてるけど,基本に立ち返った方がいいんではないかと思う.基本というのは「人里に降りてきた熊は問答無用で駆除,熊の数が増えているなら積極的に山に入って罠,あるいは銃で駆除」ということ.生態系の維持,という長期的展望は必要だが,人が食われるのであればとりあえず短期的には駆除数を増やすしかない.その上で,熊の個体数をある程度ちゃんとカウントして,毎年駆除数をコントロールする,というのが正しい方策なのではないだろうか.現在のやり方だと,放置がデフォルトで駆除だと騒がれる感じになっている.駆除がデフォルトで,放置で騒がれる,というのが正しい優先順位なのではないか.聞く価値のない人々の意見と,面倒なことをしたくない行政の利害が一致してしまっているだけのように見える.

熊という生き物はプーさんでもテディベアーでもない.気が向けば人を食う殺人鬼みたいなものである.例えば,人間の殺人鬼がそこら辺歩いてても「山の中に逃してやれ」とか「殺人鬼たちの領土を我々一般人が侵略しているから悪い」と言えるのだろうか.

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