図書館の魔女 烏の伝言

高田大介「図書館の魔女 烏の伝言(上下)」読了

こないだ読んだ「図書館の魔女」の続編で,時系列的にも前作からちょっと後の話.前回の話でニザマ皇帝が復権したことで,宦官官僚たちが職を追われ,その家族も追ってから逃れなくてはならない,という設定.本作の主人公は,追手から逃れる元官僚の家族をこっそり運ぶ剛力と近衛兵で,特にそのなかでも幼少期の負傷による障害で言語が不自由な(文章を構成することができないような脳障害ということのようだ)男がメインである.

十分面白いんだけど,前作の強烈な印象が残っていて,若干物足りないような気がしてしまう.もう少し時間を置いてから読めばよかった.

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