ジャンキー

今,「ソフィーの世界」(英語版)を読んでいる.ソフィーの元に謎の哲学者から手紙が届く,というあれだ.その中で,ソフィーが母親に哲学の話をしたら「あんたラリってんの?」的なことを聞かれて腹を立てる,というエピソードがあった.というか,同じようなやり取りを何度か読んだ.

最初はソフィーの年齢設定をこちらが読み間違えていて,5歳か6歳くらいの子供だとばかり思っていたので,哲学の話で母親がびっくりするのも仕方ないかと考えていたのであるが(秘密基地にブリキ箱を持ち込むなんて,幼稚園児のすることでしょ),少し読み進んでソフィーが14歳であるということに気づいた.これはちょっと想定外で,女子中学生が茂みの中の秘密基地を持ってるのにびっくりと,14歳の子供が哲学の話をしただけで「ラリってるのか」と聞く母親の教育レベルの低さに2度びっくり.ソクラテスの話をしたらラリってることになるのが普通なんですか.

ちなみに,塾長はソクラテスと聞くと,哲学者のソクラテスではなく,ブラジル代表のドクター・ソクラテスを思い出す.ジーコが現役で黄金のカルテットを作っていた時代に,ブラジルのフラメンゴがトヨタカップで試合をするために日本にきたことがあった.そのときたまたまチケットをゲットすることができて,瑞穂球技場でジーコやソクラテスを観たのだった.ソクラテスは手足の長い選手だったという印象が残っている.彼はニックネームの通り医者で,インタビューで「なんで医者じゃなくてサッカー選手やってるのか」と聞かれて「サッカーの方が儲かるから.医者は引退後でもできる」みたいなことを言っていたという話を聞いた.かっこええなあと子供ながらに思ったものだ.代表選手で医学部入れるやつなんて,逆に医学部入れるやつで代表選手になれるようなやつなんて普通おらんでしょ.しかも世界最強のブラジル代表ですぞ.

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