カルテット練習

本日カルテット練習.とりあえず先週の不始末を皆様に平謝り.これからは練習前日に確認メールをワシが出すことにした.スマホの番号も教えようとしたら「鳴らんスマホに電話かけてどうするんだ?」と言われたぜ.確かーに.

曲目は本日で決定した.2曲ともモーツァルトで,一方はハイドンセットのニ短調,もう一方はプロシア王セットの一曲目.ハイドンセットの方は,昔両親と祖母が盛岡に来た時にマリオスで演奏した.曲を覚えているし,身体もまあまあ覚えている.プロシア王の方は,めちゃくちゃ難しい.王様がこんな難しい曲を弾けたはずないんだが,一体どうしたんだろう.

練習中に,弓の持ち方を変えたのを指摘された.よく見てるねえ.塾長はチェロ生活の大半をオーソドックスと考えられている弓の持ち方で過ごしてきた.具体的にいうと,親指の位置をフロッグと弓竿の間あたりに置くというあれ.習った先生からそうしなさいと言われたし,人が弾いているのを見てもほとんどの場合はその辺りを持っている.んが,ずっと昔から,天気によって毛の長さが変わるためにフロッグと弓竿と巻革の位置関係が変わり,親指先の感覚が毎日違うのが気持ち悪かった.それで,コロナで演奏会がなくなったのを利用して,親指の位置を色々変えて試してみた.フロッグの凹んでるところを持ってみたり(フォイヤマンとかロストロはそうだったらしい),古典やバロックを専門とする奏者がやっているように短く持ってみたり,深く持ってみたり浅く持ってみたり.で,結局今は巻革の一番端(弓を短く持つ方の端)に親指を置いて,全体的に少し浅めに持つようにしている.さらに,おっさんになってから指先の汁気と油気が減ってきて滑りやすくなってきたので,親指先と小指先に短く持った分の毛に乗っかっている松脂を擦り付けて,弓が指に吸い付くようにした.巻革に松脂が残って若干ベタつく感じはあるが,安定して持ちやすくなった.あと,何故かわからないが親指先のタコが以前よりも立派になってこれまた安定感が増した.タコのおかげで爪が巻革に当たらなくなったので,親指が突っ張っている時間が減った.あまり意識されることがないようだが,右手親指の突っ張りは,爪がスティックやフロッグに当たらないように,肉部分がスティックやフロッグに当たるように,という無意識の結果なのである.だから,タコが立派になってくれたことはただただありがたい.

曲目も決まったし,チラシを作らねば.AIでいい感じのチラシ作れるで,と聞いたので,ちょっと挑戦してみよう.

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