盛岡市立図書館

三年弱改装工事をしていた高松の図書館が,一昨日再オープンした.改装工事に何であんなに時間がかかったのか全く理解に苦しむが,とりあえず徒歩圏内にある図書館が復活したのはめでたい.この図書館は小さいながらも,そこそこ面白い蔵書を備えていて(というか,アイーナの県立図書館は金かけてそうなのになんであんなに軽薄で使いにくいんだろう),自習室もガラガラで素晴らしかった.改装工事でどんな感じになったのか興味があって,本日生協に買い物に行くついでに寄ってみた.ちなみに,高松の池には花見を狙ってか屋台が出始めているが,肝心の桜が全然なので気が抜けてる.

まず,駐輪場が裏側の,屋根のないスペースに移った.これまでは半地下の屋根付きスペースというか,ある意味建物の内部みたいな空間だった.これはクソとしか言いようがない.なんでこんなふうにしたの?駐輪スペースや駐車場から館内に入るには,エレベーターを使わなくてはならない.無理矢理歩いて入ろうとすると,結構な遠回りになる.エレベーター横に階段がないのはなぜ.これもクソ.意味がわからない.そんなわけで,到着から入館までのプロセスで改善点はない,というかいいところが一つもない.改悪でしかない.

中に入ると,新品の建物特有の匂いがする.正確には骨格は変えずに内装と耐震補強をしただけなので,新品の建物ではないのであるが.再オープン直後であるからか,あるいは春休みだからか,やたらと人が多い.間取りも書架の位置も変わっているが,1番の違いは室内の明るさだろう.改装前は薄暗くて,場所によっては立ち読みが厳しい感じだった.今の館内であれば,大体どこでも立ち読みが可能だ.清潔感もあって素晴らしい.自習室は以前のようなまとまった大スペースではなくなったが,まあ,使えなくもない感じ.そんなわけで内部に関しては特に不満はない.一つだけ懸念点があるとすれば,明るくて清潔感漂う館内になってしまったため,これまで高松図書館を使わなかった人々が使うようになり,以前のようながらんとした静かな(静かというのは音だけの話ではない.人がいるだけで,喋っていなくても,うるさい感じがある)環境が失われるのではないかということ.みなさまぜひ,高松図書館を利用しないでください.塾長専用の図書館かつ自習室であり続けてくれることを強く祈念するものであります.

以前は建物下の薄暗いところが駐輪場だった.現在は写真の右端の先にある裏側の土地が駐輪スペースとなっている.めっちゃ不便.
外観はほぼ変わらない.若干塗り直したり,外壁を貼り直したりしたようにも見える.まあ,どうでもいいことです.

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