THE NIGHT

Ray Bradbury "THE NIGHT"

ブラッドベリは「華氏451度」を邦訳で読んだことがある.今回の作品は,今日Amazonから届いた短編集からの一編.8歳の「あなた」が,8歳の目でもって,死や孤独や恐怖や不安について考える,というお話.具体的には,夜になっても帰らないお兄ちゃんを,母親と一緒に谷まで探しに行く,という流れになっている.

この短編集はEveryman's Library のもの.この出版社は欧米の出版社としては例外的に製本が素晴らしく,今回の本もきちんと糸で縫った後に,きちんと綴じて製本されている.この出版社の本はこれまでにFundation 三部作とMaugham の短編集を購入しているが,どちらも素晴らしい製本で,もちろん内容も充実している.ちょっと内側を調べてみたら印刷製本はドイツらしい.同じドイツでもSpringer はクソバカ高い上に酷い製本のものが多く(Springerは製本を各国でやっているらしい)腹立たしいのであるが,Everyman's Library のものは安くてしっかりしている.この本も1000ページ以上あるのに3000円だぜ.インフレとは思えん価格設定だ.

Maugham の短編集もまだ1/4くらいしか読んでいないし,Hemingwey の短編集も半分強しか読んでいない.まだまだいっぱい楽しめるぞ.

1000ページ以上あると,塊感がすごい.

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セロ独話でバッハ以外をやるのは久しぶり.シベリウスのこの曲は,彼が音大の卒業課題として書いたものらしく,作品番号はない.ちょっと瀧廉太郎っぽい.

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