発音

中学校で初めて英語を学ぶ生徒さんに，英語の発音を教えるのが難しい．毎回困っている．問題は，塾長が完璧な発音ができないということと，発音を効率的に習得する方法論を持っていないこと．

じゃあなんで英語の発音なんか教えようとするんだ，という疑問はもっともだ．1番の理由は，音読がスムーズにできるようになると，英語の語順のままで理解するという目標に到達しやすくなり，ついでに英語の語の並びとリズムが身につきやすくなるということ．美しい発音である必要はないが，理解できる程度の発音で音読できることは結構重要であると考えている．

中学校に上がる時，亡父から「教科書の音読テープ（当時はCD音源なんてなかった）をそのま真似て何度も読むのだ」と言われ，従順な塾長は毎日それを実行していた．公立中学で使う教科書は内容がスカスカなので，英語の教科書はほぼ全部頭に入っていた．正しい発音を実行することは困難であったが，正しい発音は頭の中に鳴っていた．口の形や舌の位置をきちんと指導できる人がいない環境では，おそらくそれが一番確実な方法だと思う．ただ，非効率なんだよな．

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本日のバッハ

昨年のピアノトリオ演奏会直前に録音機が壊れていることが発覚し（リミッターを使っていないのに，急に録音レベルが下がって元に戻らん），修理する時間もないので新しい（値段が半分以下の）録音機を購入して，ずっとそれを使ってきた．で，最近部屋の片隅に壊れた録音機が転がってるのを再発見し，もう一度スイッチを入れて録音してみたら，動くではないか．ということで，今回は古い方の録音機でバッハを録画してみた．新しい録音機と古い録音機で確かに音は違うのであるが，アンプに繋いでスピーカーから音を出したときと，パソコンやスマホやタブレットから直接音を出した時と，ヘッドホンで聴いた時と，Bluetoothスピーカーから音を出した時で全部音の印象が異なるため，何がええのか何があかんのかさっぱりわからん．