Apple Music Classical

昨年から欧米ではリリースされていた,西洋クラシック音楽専用のiPhone/iPad アプリ「Apple Music Classical」(今後Classical と呼称する)が日本でも使えるようになった.新し物好きの塾長も当然ゲットした.Classical はApple Music に課金していれば追加料金なしで使える.要するにClassicalはApple Music に付随するサービスってことだな.

Apple 製品用の純正音楽アプリは作りがなんかややこしくて,まずiPhone/iPad/Macなどに最初から無料で入っているMusic というのが基本で(iTunes の後継アプリ.このアプリには,自分でCDをリッピングしたものをライブラリに入れたり,iTunesで以前購入した音楽ファイルをライブラリに加えて使う.自作音源を読み込むこともできる),それに課金することで音質が良い(と言われている)ロスレスやハイレゾの音源を無制限に聴くことができるApple Music になる.そして,今回のClassical はApple Music の中の,クラシック音源を整理して探しやすく,保管しやすくした(と称している)アプリなのである.今後このアプリを使いながら,便利なとことそうでないとこをもたもた調べてゆく予定.

今すぐわかる範囲だと,塾長のApple Music のライブラリと完全に一致しているわけではないらしい.Classical がクラシック音楽と認識したものだけが,Apple Music のライブラリと同期されている.ピアソラなどは,2枚だけクラシックと認識されており,しかもそのうちの1枚は塾長が持ってないやつだった.意味不明.ただ,不一致があるとはいえ,オリジナルのApple Music のライブラリが破壊されているわけではないので,その時々でApple Music とClassical を使い分ければええねん,という感じ.

それはそうと,Apple がなぜクラシックのようなすでに市場としては価値のないものに無駄な労力を使ったのかは謎だ.老若男女問わず,西洋クラシックを聴いている人口なんて0.01%もないはずだぞ.こないだApple Music の全米TOP100みたいなプレイリストを聴いてみたら,上位10番目くらいまではすげえ重低音をズンドコ響かせながら"fuck"とか"kill"とか"negro"とか"motherfucker"みたいなのを連呼してるやつばっかりだった.よそ様のこととはいえ,アメリカの将来が心配になってきたよ.

これが「今すぐ聴く」ページ.おそらくトップページのようなつもりなんだろう.最近の再生とか,ニューリリースとか,おすすめとか,隠れた名曲,みたいなのがずらっと並んでる.
もう少し下の方にはこんなのが.実力派と客寄せパンダがごちゃごちゃに並んでて,実力のある奏者が機嫌を損ねるのではないかと余計なところが気になってしまう.
探し物セクション.カタログから探すための分類はこんな感じ.l
プレイリストから探すとこんな感じ.ちなみに,室内楽団体で探すと,結構いっぱい出てくる.塾長の先生の先生がいたブランディスカルテットなんかも何枚かアルバムがでてきた.CD屋で探すとなったら(そんなことはしないけど)多分見つからない.
楽器ごとに探すこともできるらしい.
さらにカタログの下の階層で「時代」をタップすると,こんな感じの分類になる.中世やルネサンスもあるし,当然現代曲もある.
ライブラリはApple Music 内のクラシック音源(そのようにこのアプリが認識したアルバム)が自動的に同期されている.プレイリストも同様.その下のものについては,自分でお気に入りを追加しないと空のままらしい.
塾長のライブラリの一部.大体塾長のApple Music のクラシック音源と一致しているが,一部合わないのもある.例えば,この画像だと一番上のピアソラはApple Music のアルバムには存在しない.おそらく,Apple Music のアルバムに入れてある,ミルヴァとの東京でのライヴ音源と曲が重なっているから,よく似たアルバムを入れたということなのであろう.とりあえず,ピアソラのものでクラシックと認識されたのはこの2枚だけのようだ.

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