定期試験

県内の高校は今週から来週にかけて定期試験が始まる.塾長の通っていた高校は二期制で,定期試験は年4回と少なめだったが,それでもずいぶんたくさん試験があるなあという印象だった.どういうところでそれを感じるかというと,部活動における体力の回復具合で,試験期間中二週間ほど部活動が停止されると,試験終了直後のの部活動はちょっと走るだけで疲れるくらいに体力が落ち,それが十分回復してさてこれから頑張れるぞ,となるともう次の試験期間が始まる,という感じで,本当に定期試験は邪魔だった.いつ勉強するか,何を勉強するかは自分で決めるし,そもそも高校に入ったら定期試験の勉強は絶対にしないと決めていたので(大学入試には内申点は関係ない),試験期間という概念自体が塾長には無意味であった.

ちなみに今年の一高一年生の数学は,単元テストでやったところは定期試験ではあんま出ず,単元テストと定期試験の重みの差があまりないらしい(ほんとかどうかは知らぬ).出題範囲が決められていてかつ成績をつけるのに影響のある試験は,回数を多めにして,一回の失敗が大きく響かないようにする(そうすることで,わざわざ試験期間を設けなくてもよくする)のが正しいと思うので,このやり方は理にかなっている.そもそも,定期試験前の試験勉強自体が勉強の邪魔だ.せっかくいい感じで長期計画に沿って勉強してるのに,定期試験があるとそちらの勉強をしなくてはならないような気分になる生徒さんがほとんどで,これまでの学習の流れが阻害される.出題範囲の決まった試験の点数なんてどうでもいいのに.うちの生徒さんもほとんどは試験前は試験勉強をしている.ほんとに時間と労力の無駄だと思う.いつも生徒さんには言っていることであるが,ある程度以上難しい大学を狙っているのであれば,定期試験は全く対策せずに受けても8割以上取れるくらいじゃないと話にならない.定期試験勉強しなくちゃならない状況ってのは,お受験的には相当に危険で,意識が低すぎるのであります.

中学校は話が別で,高校入試に直接関係しすぎるので,定期試験用の対策・勉強をした方がいい.ただ,だからといって定期試験や内申点といった制度を肯定しているものではない.やめることができるなら,そうした方がいい制度だと思っている.私は学校の先生の評価を全く信用していない.

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