そろばん
YouTubeのおすすめに,そろばん塾の様子を放映したテレビ映像がでてきた.フラッシュ暗算とか,10桁の掛け算割り算とか,人間がやっているとは思えない.
しかし,そのレベルの計算能力は必要ないとはいえ,大学受験であっても計算力があるに越したことはない.特に,化学の計算はほぼ全てが文字計算ではなく数値計算であり,有効数字2桁であれば途中計算は3桁でやらなくてはならないことを考えると,計算能力の有無が化学に関しては結構大きな違いになると言わざるを得ない.それで,以前からそろばんの暗算がどのくらい大学受験化学の役に立つのか,気になってはいた.
で,この機会に自分を実験台にしてどのくらい頑張れば暗算能力がつくのかをチェックすることに.とりあえず1000円の安物そろばんと,1000円の計算ドリルを購入して勉強を始めた.今週の目標は足し算と引き算.つらいのは,問題を見れば答えがわかるのに,玉を動かしてやらないとあかんことだ.暗算ができるようになるためには,頭の中で玉が動いている様子を映像化できなくてはならないっぽい(あるいは,玉を動かす指の動きを)ので,物理的に玉を動かすという作業を飛ばすわけにはいかないのだ.なんかすでに計算ドリルに飽きつつあり,暗算するところまで到達できるのか怪しい.もう少し頑張ろう.
ちなみに,算盤塾に通っていた生徒さんに聞いたら,3桁の掛け算割り算を暗算でできるようになるには数年かかるとのことだった.玉の動かし方の理屈はシンプルなので,練習すればもう少し時間を短縮できるんではないかと期待している.半年くらいで使い物になるのであれば,石原学舎でも算盤コースを作ってもいい.そんなうまくいくはずないか.