戴冠式
チャールズ国王が故ダイアナ妃と結婚したとき,テレビを見ながら母上が「チャールズ皇太子は世界で一番モテる男らしい」というようなことを言っていて,失礼ながら皇太子のぼんやりしたお顔を拝見する限り,金目当ての女にモテるとしか思えんし,あの別嬪のお妃様は金で売られたんではないかという感想を持ったのであった.
それでまあ,今回の戴冠式であるが,王様がみすぼらしいおじいちゃんてのはなんだか派手さに欠けてよろしくない気がする.みすぼらしいと言えば,アメリカのバイデンやトランプも同じだな.バイデンなんかは孫や曾孫とよれよれ遊んでるのが一番似合ってるし,トランプは・・・マフィアの大邸宅で大きな葉巻吸いながら部下をぶん殴ってるのが似合ってる.アメリカってのは,必要以上に見た目が重要視される国だという偏見を塾長は持っているのであるが,バイデンとかトランプとか見てると欧米の反ルッキズム運動にすっかりやられてるのだろうかと思ったりする.
日本の皇族だと,昭和天皇のことを思い出す.塾長が日本の仕組みをなんとなく知るようになった頃には昭和天皇はよれよれの老人だった.老体に鞭打って日本全国を視察しなくてはならないというのは,戦争犯罪人の罪滅ぼしとしてもなかなか厳しい仕打ちであった.特に,崩御前数ヶ月間は新聞に毎日天皇の体調が書かれていて,これは拷問に等しい仕打ちであると,皇族に対してはかけらの敬愛の念も持たぬ塾長ですら,気の毒でならなかった.
西側諸国の王族,皇族は基本的には象徴的存在である.であれば,よれよれになる前にピカピカの王様に代替わりできるような制度にしたほうが,より象徴として見栄えが良くて説得力があるんじゃないのか.社会的にコスプレしてるんだから,本来の意味でもきちんとコスプレした方がいいと思うのだ.