NOW I LAY ME
E.Hemingway "NOW I LAY ME"読了
ヘミングウェイの短編集から.どこかの納屋と思われる場所で,眠れない語り手が蚕が葉っぱを食べ続ける音を聞きながらこれまでに会ったことのある人たちに祈りを捧げ始める.最初はどのような状況かわからないのであるが,語り手の思い出や隣に寝ている男との会話から,第二次世界大戦かその前のヨーロッパ戦線のどこかの話であるとわかる.特になんのオチもない.でもとにかく描写が鮮やかで目の前に映像が浮かぶようだ.といっても,塾長はアメリカにもヨーロッパにも行ったことはないので,アメリカのイメージはStand by me だったりRiver runs through it くらいのものだったりするのであるが.