アイーナ
午前中に確定申告をしにアイーナに行ってきた.ここでやるのは何年ぶりだろう.以前はその場で社会保険の金額が領収書とあっているかという程度の簡単なチェックをしてくれていたが,今年は「検算なしです」という張り紙があって,存在の確認すらしていなかった.仕事が雑ですなあ.色々増税して,そんなに細かいところ見なくても税収自体は上がってるからだろうか.
そのついでに,来週のマリオスでの練習の会場費を支払ってきた.これは安い.なんであのレベルのホールを練習で借りて,しかもフルコンのピアノを借りて,あんな安いのか.これはまあ,住民税とかのおかげということなんだろうな.国民年金や国民健康保険に関しては,ビタ一文恩恵を授かっていないのだから,こういうところで少しずつでも取り返さなくては.
そういえば,JAXAのロケットが打ち上げ失敗してて,これから叩かれそうな雰囲気だ.税金投入してるからだろうけど,人も金も大してない組織に一体何を期待しているというのだろうか.例えていうならば,町の雑貨屋に毎年1万円程度の補助金を出しているのに(これはあくまでも仮定法),全然大きな店に発展しないのは一体どういうことか,税金の無駄遣いなのではないか,などと文句を言っているのと同じだ.年間一億くらい出して,しかも経営者がそこそこ優秀なら立派な店舗になって税金という形で返ってくるかもしれんが,年間1万で何かを求めるのは馬鹿げてるでしょ.ロケット事業も同じようなものよ.出すもの出さずに文句を言うのは間違い,出すものを出していないスポンサーでなく,ジリ貧の現場を叩いて喜んでいるクソマスコミは存在自体が間違い.
失敗といえば,富山大学で採点ミスがあったというニュースもあった.あのね,これはどうしようもないことだとどうしてわからないのだろう.もちろん,誤って不合格になってしまった受験生は気の毒であるが,知らぬ存ぜぬでミスの指摘を無かったことにするよりはずっとマシであり(もちろん,指摘があったのはもっと前の段階なので,さっさとチェックを済ませてミスを認めれば良かったのに,というのはあるけど),ずっと健全ではないか.大人数で解答を作っても,採点をしても,ミスはありうる.世の中の人々は,一発勝負においていつも完璧な結果を出しているのか?大切なのは,ミスを認め,訂正し,何らかの形で修正をすることくらいしかない.ミスを減らす努力は必要であろうが,ミスがなくなることは絶対にないと認めて,対策を練ることが重要なのではないか.
人のミスを糾弾する側が(文科省であったり,政治家であったり,マスコミであったり),自分たちのミスはないことにして偉そうにしているのが本当に腹立たしい.東京オリンピックなんて,予算数千億円で実際にかかったのが3兆円以上とか,誰がどう見ても大赤字の大失敗であるのに,なんだかうまくいったような雰囲気が作られてしまっているのはいったどういうことなのだ?それに,そもそも立候補をした時点で,こういうことになることは明らかだったのに,なぜ東京都民や日本国民は「決まったことだから」「オリンピック楽しみ」的な期待をしていたのか,全く理解ができない.日本人全体の知能指数が致命的に低いのは最近のことなのか,それとも失われた30年で「貧すれば鈍する」を実証してしまっているからなのか.