2023年度開講

昨日から石原学舎の新年度が始まった．コロナが流行り始めてからずっとオンラインだった生徒さんが久しぶりに教室に復帰したり，新受験生のクラスが新たに出発したり，新鮮でございますな．

受験生用の数学講座の初回は，軌跡の扱いの基礎事項．微積分の求積問題の前半部分で使われることが多いというのと，そもそも論理の流れがわかっていない受験生がほとんどであり（よくわかっていなくても，初歩的な問題であれば教科書のやり方そのままで答えまでは辿り着ける），論理の力をつけるのに適しているというのが，うちでは重点的に扱っている理由である．ちなみに，初歩的な問題なら教科書のやり方でそのままいけると書いたが，ある程度きちんとした学校の本格的な問題では，基本的な考え方に立ち返らないとわけがわからんということが結構ある．旧帝大理系学部を狙っているような受験生は，パラメタの存在条件からきちんと論証する考え方を身につけておいた方がええですよ．

あと，ちょうどうちでも学校でも積分計算をやっているところで，かつ春休みに全ての計算技術が抜ける可能性があるというタイミングであるため，積分練習は毎週やってもらうことにしている．これは嫌がらせなどではなく，ワシなりの心遣いなのである．決して，計算に困っている生徒さんを眺めて喜んでいるとか，そういうことではない．