京都大学交響楽団第211回定期演奏会
前回もオンラインライブをネットに流していたのであるが,塾長は仕事があって生徒さんの入れ替え時に一瞬しか見ることができなかった.今回は録画を後で流すということをしてくれたので,最初の方だけゆっくり見ることができた.料金は1000円で,投げ銭は義務ではないものの,OBとしてはちょっとくらい出しとこうということで,ほんの少しプラスαしておいた.
プログラムはシューベルトとブルックナーで,シューベルトはともかくブルックナーには全然興味が湧かない.とりあえず一曲目を聴き始めたところ,なんと音源がモノラルであるという,21世紀とは思えないローテクに驚かされた.画質自体も完全素人クオリティで,我が後輩たちは金欠で困っているのではないかとなんだか心配になって,もう少しだけさらに投げ銭を払ってしまった.お客さんも少なくて,これでは入場料収入も心もとなかろう.YouTubeを探せば他の大学オケが(演奏はともかく)質の高い動画をアップしている.このような状況で有料かつ時間制限付きの動画を公開するというのであれば,これは完全にOBOGや関係者向けの公開であるということになるのだろう.ちなみに塾長の環境だと早送りや巻き戻しもできず,塾長が学生時代からあった,演奏会の最初に教授が意味不明な挨拶をするというしょーもない儀式が継承されていて,あれはとっととやめた方がいいんじゃねえかと思ったのであった.
そんなこんなで,動画のクオリティがあまりに低くて,休憩時間中に(ここを早送りできないというのがつらい)散歩で外出し,帰宅後10分ほどブルックナーを聴いてから聴くのをやめた.さすがに音質の悪い昔のAMラジオみたいなのを一時間以上聴き続けるのはつらい.きちんとしたプロが動画を作ってくれるというのであれば,もっと入場料(というか視聴料金)上げてもワシは金出すけどね.10000円くらいまでなら頑張るよ.他の人々がどう考えるかはしらんけど.次回に期待しよう.
ちなみに,学生時代最後に塾長が弾いた演奏会のDVDをリッピングした画質の悪い動画が手元にあってそれを今聴いてるんだけど,音質はこっちの方がずっといい.頑張れ若人.演奏クオリティは金で買えぬが,動画クオリティは金で買える.年寄りを頼るが良い.