右手が
スマホをゲットしてからは,チェロの練習を少しずつ撮影するようにしている.来月はめっちゃ久しぶりのセロ独話をやるんで,いつもよりも真面目にチェックするようにしている.自分のダメなところを直視しなくてはならないので,結構辛い.
昔からの問題であるのだが,右手の関節全体にテンションが残っていて自由でない.肩や肘のような,大きな関節に摩擦があるような状態で弾いているため,動きがぎこちなく,そのせいで音にも伸びがないのである.必要な力はきちんと弓に伝えた上で,どのようにして余分なテンションというか摩擦を減らせばいいのか,よくわからない.動きのイメージとしては,シュタルケルの右手の使い方が理にかなっているように思う.他にも,昔の名人と呼ばれる人々(音楽はともかく),例えばカザルスやロストロなんかは大きな関節も小さな関節もバランス良くコントロールされていた.あとはヴァイオリンの人々とかも右手は良いことが多い.どうやったらあんな風に体を使えるようになるのだろう.
こないだ見た,ゲルハルト(チェロ)の動画で,彼が「自動操縦にせず,常に全てを意識下におくように」というようなことを言っていて,そういえばカザルスもそんなことを言っていたなあと思い出した.確かに,なんも考えずに適当に手を動かしていることが多々あるような気がする.なるほど,だから上達しないのですな.