本日の石原学舎
理系数学演習は面積計算.数学IIIの積分だと,面積計算をする曲線の種類が増える.基本的には上から下を引いて積分するだけなんだけど.パラメタ表示の曲線の囲む面積については,増減表の書き方が若干面倒になるのと,積分区間を丁寧にフォローしなくてはならないところが大変かもしれない.生徒さんたちはグロッキー気味だった.でも,これくらいが当たり前のようにスラスラできるように訓練しておくことが受験生としての最初の一歩なのであります.
来週と再来週は体積計算.これまでの生徒さんを見ていると,体積計算が苦手な子のほとんどは,積分以前に空間図形の断面を正しく把握するところでつまづいている.別に見取り図とか必要なくて,断面の形と断面積がきちんと計算できればそれで十分なんだけど.見取り図が描きたければ,パソコンの描図ソフトとか使った方がいいと思う.
それはそうと,我々の世代は文系でも体積計算をやらされて,三角錐の体積とか球の体積なんかの公式を導出してた.今の教育課程だと文系の生徒さんたちは一生これをやらずに生きていくことになるわけだ.どっかのアホな中教審のメンバーみたいに「二次方程式の解公式なんか知ってても無意味である」的な奴がいたのかもしれんな.人類の宝を無意味で片付けるような無教養な連中を教育行政に関わらせてはならぬ.