銀座伊東屋
昨日,リハ後に河野氏と盛岡駅の冷麺屋でカルビ丼を食いながら銀座伊東屋が素晴らしいという話をしていたら,彼の持っているWaterman の万年筆のカートリッジが普通の文具屋にはおいてなくて,銀座伊東屋に行かないとあかんという話になった.舶来万年筆のカートリッジ規格なんてみんな同じだと思ってたけど,個人主義のフランス人はカートリッジ規格にまで独自性を持たせようとしたんだろうか.というか,元々Waterman はアメリカ人が立ち上げた会社だったはずなので,そんなアホな理由ではないのかもしれない.
Watermanのペンは学生時代に神保町の金ペン堂で薦められて買ったことがあるのを,なんか知らんけど友達にあげちゃった.ネットで見るとWatermanのペン先は硬い,という情報が支配的であるようだが,塾長がその当時使ってたルマン200というペンはしなやかだった.ペン先が細身で薄っぺらかったからかね.塾長がこれまで持った万年筆の中ではもっとも万年筆らしい万年筆であった.今でもしなやかなペン先の万年筆が欲しいなあという気持ちはあるが,その代表であるパイロットのUrushi は高すぎる上にコンバーターだし,エラボーはなんか邪道な気がする.Pelikan の1000は,すでにPelikanを2本持っている塾長的には食指が動かぬ.モンブランはなんか偉そうでなんか嫌だ(塾長の中ではモンブランとロレックスが同じようなメーカーに見えている).普通のメーカーが,普通に柔らかいものと硬いものを選べるようにしてくれればいいのに.最近の人々の筆圧が高いからといってそれに合わせる必要なんてないのよ.大きなお世話以外のなにものでもない.万年筆を使おうなんて連中は(塾長も含めて),ボールペンやシャーペンとは違った筆記感覚を求めていると思うんですわ.